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四柱推命の通変星が表す意味とは?種類や出し方までをはじめから丁寧に

占い一筋40年。政財界から著名人まで、これまでの鑑定人数は累計約10万人を超える。手法は四柱推命をはじめとし、東洋占術、数秘術、タロットといった、あらゆる占いに精通。

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クリカラくん

先生、四柱推命の命式に必ず「通変星」が出てきますが、これはどういう意味を表しているのでしょうか?また通変星の種類や出し方を知りたいです!

碕山 六郎

こんにちは、碕山 六郎(さきやま ろくろう)です。今回は通変星ですね。通変星は導き出し方が少し難しかったりしますが、表している意味は非常にシンプルです。早速みていきましょう!

四柱推命の通変星とは

通変星は、日干が他の柱の天干に対してどういう関係かに名前をつけたものです。

四柱推命ではさまざまな流派があるため、流派によっては通変星のことを「運命星」や「宿命星」と呼ぶところもあります。

命式上では、時柱が分かる場合は全部で7つの通変星が出ますが、時柱がわからない場合は、年柱・月柱・日柱のみにしか通変星は算出されないため、5つの通変星が表示されます。

なぜ通常は7つ通変星が導き出されるかというと、命式の中に干を表す項目は「天干」と「蔵干」の2つがあり、それぞれ天干に3つ、蔵干に4つ導かれるからです。

また、なぜ日干を基準に他の干との関係性を見るかというと、日干=自分自身を表しているからです。

碕山 六郎

通変星の日柱には全員共通で同じものが入るため空白となっています!

四柱推命の通変星からは性格と才能がわかる

通変星は生まれ持った性格や強み、才能を表す星です。

また、通変星には2種類あり、「通変星」と「蔵干通変星」に分けられます。

種類関係性意味
通変星日干と他の天干の関係から導き出される星表面に現れる雰囲気や性格などの
性質や特性を表す
蔵干通変星日干と他の蔵干の関係から導き出される星目には見えない内面的な気質や特徴を表す
碕山 六郎

今回は蔵干通変星は置いておき、主に表に現れやすい傾向にある通変星について解説していきますね。

四柱推命の通変星は全部で10種類

通変星は「比肩 劫財 食神 傷官 偏財 正財 偏官 正官 偏印 印綬」の10種類に分かれ、さらにそこから兄弟星の「自星 遊星 財星 官星 印星」の5つに分類することができます。

兄弟星意味正の星(正統派)偏の星(型破り派)
自星(自立心)自立、努力劫財(ごうざい)比肩(ひけん)
遊星(表現)表現、アイデア食神(しょくじん)傷官(しょうかん)
財星(人脈)人脈、財産正財(せいざい)偏財(へんざい)
官星(行動力)行動、責任感正官(せいかん)偏官(へんかん)
印星(知性)探究心、向上心印綬(いんじゅ)偏印(へんいん)

表の「正の星(正統派)」と「偏の星(型破り派)」は、それぞれ物事にどういった姿勢で取り組む性質があるかを表しています。

  • 正軸の星(正統派):保守的で他者主体。他人を軸に考えることが強い傾向にある。
  • 偏軸の星(型破り派):革新的で自分主体。自分を軸に考えることが強い傾向にある。

そのため、同じ自星でも比肩と劫財でも意味するところが異なってきます。

ざっくりのイメージですが、

  • 比肩:自分一人でやり切りたい、成し遂げたいタイプ
  • 劫財:誰かと一緒に頑張りたい、成し遂げたいタイプ

といった意味合いになります。

四柱推命の通変星の出し方

ではこういった通変星はどういう方法で導きだされているのでしょうか。

先ほども軽く触れましたが、通変星は日干からみて、他の干がどういう関係性かから導き出されています。

碕山 六郎

まず初めにお伝えしておくと、難しいポイントになるので、あまり深く考えずに「そう考えるんだな」くらいでOKです!

例えば、日干が「庚」の陰陽五行は「金+」となりますので、以下のようになります。

関係性
(日干 / 他の天干)
通変星
日干と同じ五行+同じ陰陽金+(庚)/ 金+(庚)比肩(ひけん)
日干と同じ五行+異なる陰陽金+ (庚)/ 金−(辛)劫財(ごうざい)
日干から生まれる五行+同じ陰陽金+ (庚)/ 水+(壬)食神(しょくじん)
日干から生まれる五行+異なる陰陽金+(庚) / 水−(癸)傷官(しょうかん)
日干から打ち消される五行+同じ陰陽金+(庚) / 木+(甲)偏財(へんざい)
日干から打ち消される五行+異なる陰陽金+ (庚)/ 木−(乙)正財(せいざい)
日干を打ち消す五行+同じ陰陽金+(庚) / 火+(丙)偏官(へんかん)
日干を打ち消す五行+異なる陰陽金+(庚) / 火−(丁)正官(せいかん)
日干を生み出す五行+同じ陰陽金+(庚) / 土+(戊)偏印(へんいん)
日干を生み出す五行+異なる陰陽金+(庚) / 土−(己)印綬(いんじゅ)

このように全ての起点を自身の日干におき、それぞれ時柱・月柱・年柱がどういう関係性であるかをみていくのです。

あまり理解できなくても問題ありませんが、より深く理解したい方は以下記事をご参照ください。

より詳しく通変星の出し方について解説して見ました。

四柱推命の通変星は各要素で何を意味するのか

では、通変星の出し方もわかったところで、実際に通変星の各要素が何を意味しているのかを解説していきます。

ぜひお手元にご自身の命式を用意してから、確認してみてください。

比肩(ひけん)自立・努力自立心が強く負けん気が強いタイプ。自分にも他人にも負けたくないので、努力は惜しまない。陽タイプのため、一人を愛し、一人の時間を大切にします。
劫財(ごうざい)自立・努力比肩と同じ自立・努力家の陰タイプ。集団の中で個を発揮する才能に秀でており、対人関係もうまく、周りの人を上手に使って自分の目標を着実に達成する。
食神(しょくじん)表現・アイデア衣食住には困ることなく、トーク力や言葉で表現することに才能をもっています。芸術的な一面と子供っぽい無邪気さを持ち合わせています。
傷官(しょうかん)表現・遊び美的センスが高く、直感力も高いため、物ごとの本質を見極めるのが得意。完璧主義的な一面を持ち合わせているため、細かなところに気が向く分、繊細でもある。
偏財(へんざい)人脈・お金コミュニケーション能力に長けており、人から好かれるタイプ。それゆえ頼まれたら断れない傾向も。お金にも恵まれ、人とのご縁から金運が巡り巡ってくる。
正財(せいざい)人脈・お金偏財を外交的とすると、正財は内向的タイプ。人とは狭く深くお付き合いし、コツコツと積み上げることで財を築きます。正義感が強く落ち着きがある。
偏官(へんかん)行動思いったった瞬間に行動に移してしまう、行動力の人。好奇心が旺盛で、とにかくやってみよう精神が強い。度胸があり、何事にも臆さず挑戦するタイプ。
正官(せいかん)行動何事も慎重に正しい選択を重ねて、信用を構築するタイプ。周りに貢献したいという他人主義な面から、社会貢献に注力する人が多い。
偏印(へんいん)知性自由なアイデアや発想を持ち、型破りな人が多い。新しいものが大好きで、好奇心も旺盛。トレンドに敏感なため新しい環境への適応能力も高く、臨機応変さも抜群。
印綬(いんじゅ)知性勉強や研究が大好きな、正統派な知性タイプ。自分で勉強するのも、人に教えるのも得意な人が多い。頭で考えすぎて行動できない一面も。
碕山 六郎

もちろん本格的な四柱推命は通変星だけを見て鑑定するわけではないので、他の要素との組み合わせなども考慮しながら、性格や運勢をみていきます。ですが、セルフ鑑定では、こういったま基本となる概念を知っておくだけでも面白みが増すのではないでしょうか。

まとめ

通変星は、表に現れやすい性格や特徴を意味する星です。

もし今回の内容がよくわからなかったという方は、ぜひ一度ご自身の命式を作成してから読み返してみてくださいね。

また、次回は目には見えない内面を表すと言われる「蔵干通変星」を解説していきますので、ぜひ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。