四柱推命の通変星解説｜傷官の意味と性格・適職・恋愛傾向を知ろう！

四柱推命の通変星「傷官」とは

四柱推命の通変星は、日干が他天干に対してどういう関係性かを表しているものです。

通変星には10種類あり、比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬に分類されます。

その中の今回取り上げる「傷官」は、上記の通変星の「食神」と同じグループで、表現の星とされています。

日干（日柱の天干）から生まれる五行を表しており、陰陽は異なります。自分が生み出されることから、間接的な伝達、芸術といった意味があります。

また、傷官を表すキーワードとして「型破り・鋭い感性・繊細」といったものがあげられます。

通変星については、詳しく下記の記事で解説していますので、合わせてご確認ください。

四柱推命の傷官が意味する性格・適職・恋愛傾向

傷官が意味する性格や性質の特徴と傾向

傷官を持つ人は、繊細で感受性が高く、自分の感性を表現することに喜びを感じるタイプです。

一匹狼のように見えても、他人が自分をどう思っているかはとても気になる、繊細な一面を持っています。

相手の表情やしぐさから、直感的に相手が言わんとすることを汲み取れてしまうので、すこし生きづらさを感じることも多いです。

精神的にもとても敏感で繊細なところがあるので、人付き合いは苦手。

そのため、あまり人前に出ることが好きではなく、飲み会でも会議でも息を潜めて隅の方にいるタイプです。

傷官が意味する仕事や適職の傾向

傷官の人に向いている仕事は、繊細な感性を活かせるクリエイティブな仕事です。デザイナー、作曲家、画家など、自分の考え方や直感を形として表現できる職業と相性が良いでしょう。

傷官の人はとても頭が切れるタイプなので、普通に会社員で働くと、いろいろイヤなことが目についてストレスが溜まるかもしれません。

とはいえ、ある程度自由に裁量権がある職場であれば、自分の良いところを伸ばし良い成果を得られるでしょう。

おかれる環境に影響を受けるため、できるだけ自分の良いところを評価してくれる上司や仲間がいる環境を選ぶことが大切です。

傷官が意味する恋愛や結婚の傾向

傷官を持つ人は、とても繊細で純粋です。そのため、少女漫画やドラマにでてきそうな恋愛に憧れを持っています。

とはいえ、自分からは積極的にいくタイプでは無いので、奥手な一面もあります。

こういった傾向から、相手から上手に気持ちを伝えてくれたり、行動に出してくれる人とは縁がありますが、気になる人ができてもチャンスを逃してしまうことも多いです。

また束縛されることもイヤなので、できるだけ自由に自分の気ままにお付き合いできるような人と出会えるとうまくいくでしょう。

四柱推命の傷官の各柱が意味すること

日柱の傷官が意味すること

日柱の通変星は特に恋愛傾向を表しています。

日柱に傷官がある人は、何となくかまってあげたくなる雰囲気を持っているので人からは好かれるタイプですが、自分からアプローチするのは得意ではありません。

また自分の趣味や好きなことに没頭する傾向があるので、自分のペースに合わせてくれる人でないと長続きはしないでしょう。

傷官を持つ人は他の人にはないオーラを身にまとっていますが、中身はとても繊細かつデリケート。本心を上手に相手に伝えることができずに、天の邪鬼になってしまうこともあります。

月柱の傷官が意味すること

月柱の通変星は、最も重要で基本的な運命を表します。

月柱に傷官を持つ人は、自分の個性を発揮することで輝くタイプなため、人と群れることは好みません。

自分の感性や個性を高く評価してもらえること、そして裁量権が広く、自分で決めて進んでいける環境がとても重要です。

チームワークや人付き合いを求められる環境下では大きくストレスを受けることが多いため、生きづらさを感じることもあるかもしれません。

年柱の傷官が意味すること

年柱の通変星は先祖や目上の人への印象を表します。また生涯の運命を表します。

年柱に傷官がある人は、美人が多いとされており、おしゃれでセンスの良い人という印象を持たれることが多いです。

また向上心が高く、年功序列などは気にしないため、上司であってもズバッと確信をつく一言を言ってしまうことも。

そのため、上司からは少し扱いにくい部下と思われているかもしれません。

とはいえ、年齢を重ねるごとに自分の感情や考え、表現の仕方をうまくコントロールすることができるようになるでしょう。