四柱推命の通変星解説｜偏官の意味と性格・適職・恋愛傾向を知ろう！

四柱推命の通変星「偏官」とは

四柱推命の通変星は、日干が他天干に対してどういう関係性かを表しているものです。

通変星には10種類あり、比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬に分類されます。

その中の今回取り上げる「偏官」は、上記の通変星の「正官」と同じグループで、行動力の星とされています。

日干（日柱の天干）剋す五行を表しており、陰陽も同じです。自分が剋されるため、支配や拘束を意味しており、自分にかかる社会的な制約を表しています。

また、偏官を表すキーワードとして「意思・正義感・行動力」といったものがあげられます。

通変星については、詳しく下記の記事で解説していますので、合わせてご確認ください。

四柱推命の偏官が意味する性格・適職・恋愛傾向

偏官が意味する性格や性質の特徴と傾向

偏官を持つ人は、自信に溢れ、エネルギッシュで怖いもの知らずです。

自分で描いた理想を、チームを率いて実現していくことに喜びを感じるタイプで、親分肌でもあります。自分のチームのメンバーには、積極的に飲み会に誘ったり、悩み事を聞いたり、人を紹介したりと、与えることを惜しみません。

しかしその反面で、相手からの感謝の姿勢が見えないと、冷たくなってしまうことも。

常に自分と同じレベル感を相手にも求めてしまうため、自分が与えた分だけの見返りをどこかで求めてしまう傾向にあります。

出世や地位などには興味はありませんが、とにかく自分がリーダーシップを取って進んで行きたいので、常に多くの仕事をかかえています。

偏官が意味する仕事や適職の傾向

偏官の人に向いているのは、裁量権があり、自分の頑張りや働きの結果が、ハッキリと数字で分かる仕事です。

細かなところまでを自分でやるのは苦手なため、仲間にサポートしてもらいつつ、取り組むのが良いでしょう。

特に偏官を持つ人は、仕事においても自分が動いて進めることが得意なため、デスクワーク系の淡々とした仕事には向きません。

基本的には強いリーダーシップを持っているため、人からの信頼は厚いです。

偏官が意味する恋愛や結婚の傾向

偏官を持つ人は、普段はとてもアグレッシブでリーダーシップに溢れますが、男女ともに恋愛となると奥手な一面が出てきてしまいます。

なかなか自分からうまく接点を持つことができずに、なかなか上手くいかないことも多く恋愛下手といえるでしょう。

それでも、偏官を持つ男女はともに面倒見が良いので、甘え上手な人と一緒にいるとうまく関係が続きそうです。

偏官を持つ人は恋愛においても理想を明確に持っているタイプなため、相手に理想を押し付けないように注意しましょう。

四柱推命の偏官の各柱が意味すること

日柱の偏官が意味すること

日柱の通変星は特に恋愛傾向を表しているため、ここに印綬がある人は、恋愛面では奥手ですが、お付き合いが始まるとせっせと世話を焼くタイプ。

何かと相手基準で行動してしまい、気づけばいろいろと自分が縛られていることも多いでしょう。

また、自分の気持ちを上手く相手に伝えることが苦手なため、その点で相手とややうまく行かないこともありますので、要注意です。

月柱の偏官が意味すること

月柱の通変星は、最も重要で基本的な運命を表します。

月柱の通変星に「偏官」を持っている人は、これまで解説してきた内容がそのまま当てはめられるような人です。

行動力と正義感に溢れ、自分の理想を実現するために、常にリーダーシップを取って進む人です。

仕事においても誰よりも働き成果を求めるので、上司からの信頼も厚いでしょう。

デスクワークよりも肉体労働的な自身の身体を使って動くことが得意なため、自分の良いところを伸ばすことを意識すると、良い結果が得られるでしょう。

年柱の偏官が意味すること

年柱の通変星は第一印象と先祖や目上の人への印象を表しており、生涯の運命を表します。

年柱に偏官がある人は、明るくエネルギッシュな人という印象を持たれることが多いです。

また年柱に偏官がある人は幼い頃に苦労することも多く、そういった意味では良い時期と悪い時期の浮き沈みが激しいとも言えるでしょう。

上司や目上の人からは、強気な頑張り屋だと思われているかもしれません。